乾燥肌とウイルス感染の関係について、意外と知られていない事実があります。
特にこれからの季節、乾燥が進むと肌トラブルが増え、さらにはウイルス感染のリスクまで高まる可能性があります。忙しい日々の中でスキンケアやボディケアに手を抜きがちな方や、風邪やインフルエンザを予防したい方に向けて、乾燥肌とウイルス感染の関係性についてお伝えします。

◉乾燥肌がもたらすリスクとは?

肌のバリア機能は、肌表面の角質層にある皮脂や天然保湿因子が、外部からの刺激をブロックし、肌を守る役割を果たしています。しかし、乾燥肌になると、このバリアが弱くなり、肌が敏感になり、外部からの刺激やウイルス、細菌に対して脆弱になってしまいます。

特に乾燥が進むと、肌がひび割れたり、小さな傷ができたりします。こうした微細な傷は、ウイルスや細菌が体内に入り込む「入口」となり、感染リスクを高めてしまいます。特にインフルエンザや風邪のウイルスは、手に付着しやすく、乾燥した手で顔や口周りに触れることで、粘膜を通じて感染しやすくなります。乾燥した環境で肌がかゆくなり、無意識に掻いてしまうと、その部分からさらにウイルスや細菌が侵入しやすくなるのです。

【手洗い】【うがい】だけでは防ぎきれなくなる場合もあります。

◉乾燥肌対策がウイルス予防に?

乾燥肌を防ぐことは、肌の健康を守るだけでなく、ウイルス感染予防にもつながります。では、どのように対策すれば良いのでしょうか?
まず、日々のスキンケア・ボディケアが基本です。保湿力の高いクリームやローションを使用し、肌の潤いを保つことが大切です。特に手は頻繁に洗うため乾燥しやすい部分です。アルコール消毒をした後は、しっかりと保湿を行うことを忘れないようにしましょう。また、室内の湿度を50〜60%に保つことで、肌の乾燥を防ぎ、ウイルスの活動を抑えることができます。
乾燥肌が原因でウイルスに感染しやすくなるというリスクを知り、適切な対策を取ることで、この冬を健康に乗り切ることができます。冬に入ってからではなく、夏!秋から!のケアをオススメします。忙しい女性でも、毎日のスキンケアとボディケアの保湿を習慣にするだけで、肌も健康も守ることができます。

肌だけではなく、乾燥が起きている原因について患者様にカウンセリングを行っていきます。その原因が、骨格の歪みなのか?食事生活なのか?仕事の癖、私生活の癖?筋肉が原因?意外なところに原因が潜んでいることあります。
もちろん、内臓面にも関わっている可能性もあるためその場合は一旦病院を受診していただくこともあります。全ては、原因を特定していくためです。日頃の生活で、気になることがあれば私たちにお気軽にご相談ください。