私のお店に来られる患者様との会話で、薬の話が出ました。
その会話の中で何人かが薬の本来の役割と目的について勘違いをしている方が多かったので、今回のブログに載せることになりました。
クスリの本来の目的と役割とは?
薬の本来の目的は、疾病や症状を治癒(菌類の消滅)、緩和、症状を遅らせることです。
具体的には、以下のような目的があります。
病気の治療
感染症、慢性疾患、急性疾患など、さまざまな病気を治療するための薬があります。
例えば、抗生物質は細菌感染を治療し、抗ウイルス薬はウイルス感染を治療します。
症状の緩和
痛み、炎症、発熱などの症状を緩和する薬も多くあります。
例えば、鎮痛薬は痛みを和らげ、解熱剤は発熱を下げます。
病気の進行を抑える
一部の薬は、病気の進行を遅らせたり止めたりすることを目的としています。
例えば、抗がん剤はがんの進行を抑え、抗リウマチ薬は関節リウマチの進行を遅らせます。
ホルモンや酵素の補充
体内で不足しているホルモンや酵素を補充する薬もあります。
例えば、インスリンは糖尿病患者の血糖値を調整するために使用されます。
これらの目的を達成するために、薬は特定の生理学的メカニズムに作用し、健康を維持・改善するよう設計されています。
薬は医師の指導の下で使用されるべきであり、適切な用量と使用方法を守ることが重要です。
クスリは治す?
症状の緩和
多くの薬は症状を緩和することを目的としています。
例えば、鎮痛薬は痛みを和らげ、解熱剤は発熱を下げます。
このような薬は、症状を一時的に軽減することで患者の快適さを向上させますが、根本的な原因を取り除くわけではありません。
根本的な治療
一部の薬は、病気の原因自体を治療することができます。
例えば、抗生物質は細菌感染の原因である細菌を殺すか、増殖を抑えることで、感染症を治癒します。
この場合、結果として症状も消失します。
病気の進行を遅らせる
一部の薬は、病気の進行を遅らせることを目的としています。例えば、抗リウマチ薬は関節リウマチの進行を遅らせ、症状の悪化を防ぎます。
これにより、患者の生活の質を維持します。
慢性症状の管理
慢性疾患の場合、薬は症状の管理を助けることが多いです。
例えば、糖尿病の患者はインスリンや他の血糖降下薬を使用して血糖値を管理し、糖尿病に関連する症状や合併症を防ぎます。
補充療法
一部の薬は、体内で不足している物質を補充することで症状を改善します。
例えば、甲状腺ホルモンを補充する薬は、甲状腺機能低下症の症状を改善します。
自然治癒力とは、人体が本来持つ自ら健康を回復し、病気やけがを治す能力のことを指します。
この能力は、多くの生理的プロセスt体内のシステムが協調して働くことで実現されます。
以下に自然治癒力の主な要素と機能を示します。
免疫システム
病原体の排除
免疫システムは、ウイルスや細菌、その他の病原体を認識し、攻撃することで感染症を防ぎます。
抗体の生成
特定の病原体に対する抗体を生成し、将来の感染に対する防御を強化します。
炎症反応
損傷部位の修復: 炎症反応は、体が損傷や感染に反応して白血球を損傷部位に送り込み、治癒を促進するプロセスです。
これは、切り傷や打撲などの外傷の修復に重要です。
細胞の再生
組織の再生
体内の細胞は、損傷を受けた組織を再生する能力があります。
例えば、皮膚の切り傷が自然に治るのは、細胞再生の結果です。
幹細胞の働き
幹細胞は、さまざまな種類の細胞に分化する能力があり、体内の修復過程で重要な役割を果たします。
ホルモンと神経の調節
ストレス応答の管理
ホルモンと神経システムは、ストレスに対する体の応答を調節し、全体的な健康を維持します。
例えば、副腎から分泌されるコルチゾールは、ストレス反応を管理します。
自律神経系の調節
自律神経系は、心拍数、消化、呼吸などの無意識の体の機能を調整し、体内の均衡を保ちます。
代謝と排泄の機能
老廃物の排出
肝臓や腎臓などの器官は、体内の老廃物や毒素を代謝し、排出します。
これにより、体内の毒素レベルが低く保たれ、健康が維持されます。
心理的要因
精神的な健康
心理的な要因や精神状態も自然治癒力に影響を与えます。
ストレス管理やポジティブな思考は、免疫機能をサポートし、治癒を促進します。
促進方法
自然治癒力を最大限に引き出すためには、以下のような生活習慣が推奨されます。
栄養バランスの取れた食事
ビタミンやミネラルを含む健康的な食事は、免疫シス
テムをサポートします。
適度な運動
定期的な運動は、循環器系の健康を促進し、免疫機能を強化します。
十分な休養と睡眠
十分な睡眠は、身体の修復と再生を助けます。
ストレス管理
ストレスを適切に管理することで、免疫機能が向上します。
適度な水分摂取: 十分な水分を摂取することで、代謝と排泄機能が維持されます。
自然治癒力は、身体が健康を保つための基本的な能力であり、これをサポートする生
活習慣を維持することが重要です。
簡易的な内容ではありますが、お薬は必要な時は必要です。
ただし、お薬というのは緊急を要するときなどの適材適所で必要があると理解していただければと思います。
特に細菌系は自然治癒力だけだはどうにもできないこともあるからです。
まずは、細菌をやっつけてから自然治癒力に頼る。
ほとんどのお薬は、「やっつける」「抑える」「緩和させる」「進行を遅らせる」これを行なって人間が本来持っている自然治癒力が働きやすい状態を手伝っているものだと認識しています。
いつも患者様には、栄養や食事や運動や睡眠というのは毎日行います。
なぜならカラダにとって、【カラダを作る】【カラダを鍛える】【カラダを修理する】【細胞・骨の材料を入れ替え】【カラダの回復】などの働きをスムーズに行うためにホームセルフケアを推奨しています。
美容面、肌ケアもダイエットもスポーツも同じですよね?
クスリというのは、上記に書いてある通り飲み続けていかなければいけない場合もあるができれば飲まないでいいのであれば飲みたくないとおっしゃる患者様もいらっしゃいます。
あくまでも今回のブログは、私自身が様々な方法で調べて学んだことです。
賛否はあるかと思いますが、1つ言えることは各々たくさん調べて、学びましょう!
痛みをとるだけが目的ではなく、痛みが起きている原因について患者様にカウンセリングを行っていきます。
その原因が、骨格の歪みなのか?食事生活なのか?仕事の癖、私生活の癖?筋肉が原因?意外なところに原因が潜んでいることあります。
もちろん、内臓面にも関わっている可能性もあるためその場合は一旦病院を受診していただくこともあります。
全ては、原因を特定していくためです。私たちは、皆様にとっての【プライマリ・ケア】となれるように、研修等を行なっています。
日頃の生活で、気になることがあればお近くの健美館グループにお気軽にご相談ください。